| 現象(状態) | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 孤立した深いきず | と粒の異常脱落 | 硬く作用するといしを使用する。 へき開性の良いと粒を使用する。 |
| ドレッシング不適当 | 鋭いドレッサでドレスする。 ドレス後、剛毛のブラシ等でといし面をはらう。 |
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| といしフランジのゆるみ | といしとフランジの間にパッキンを入れて締め、ボルトを平均に締めること。 | |
| レジノイドといし、ラバーといしの劣化 | ソリューションタイプの研削液は使用しない。 夏期の研削液温上昇を冷却装置等で防ぐ。 pH(アルカリ性)の限度は”9”までにする。 |
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| 不規則なきず | 研削液の不適当 | ろ過装置関係、特にタンクやといしカバーの内側の清掃と点検をする。 |
| ごみ | 集塵装置の機能や作業環境の整備点検 | |
| 市松模様 | 研削作業の不適当 | といしを加工物におしつけすぎない。 といしを軟らかく作用させる。 研削液を多量に平均に供給する。 |
| と粒のきず | 結合度の軟らかすぎ粒度の粗すぎ | 細かい粒度or硬い結合度のといしを使用する。 |
| ドレッシング不適当 | ドレッシング切り込みを小さく、送りも小さくする。 | |
| 細かいネジ状のマーク | ドレッシング不適当 | ドレッサを取り替える。 ドレス送りを小さく一様に且つ切り込みも小さく。 ドレッサはといし回転方向に15°傾けて、確実に取り付ける。 最後のドレス送りは研削の送りと反対方向にする。 といしの端面をまるめる。 |
| 研削作業の不適当 | といしの端面が食込まないようにする。 研削抵抗が小さくなるような条件で研削し、といしが研削抵抗で傾かないように振れ止めなどの数を増やす。 テーブル送り速度を小さくするorストローク毎に多少かえる。 |
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| ネジ状の送りマーク | といしの端面の当たり | といし端面を丸くする。 |
| 粒度の選択が不適当 | 粗仕上にもっと細かい粒度を、仕上には比較的粗い粒度を使い、といしの切込と送りを次第に小さくし、スパークアウトまで行う。 | |
| ドレッシング不適当 | ドレッシング切込と送りを小さくする。 | |
| センター合わせ不良 | センターの芯合わせorといし軸とワークの芯合わせの点検をする。 |




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